2013年エコライフカレンダー活動のまとめができる

 2013年のエコライフカレンダーによる環境家計簿活動を集約したおよそ20ページのまとめの冊子が、6月末に出来上がりました。1年間の活動の集約の中からとくに目についたこと4点を報告します。

   第1に、5年間の《項目別二酸化炭素排出量》が比べられていますが、全モニターの平均二酸化炭素排出量の総量が250kgを超える値で推移してきた中で、2013年になって目に見えて大幅に減少し、 234kgになっていることです。長年続けて取り組んできたキャリアの長いモニターの皆さんによる努力の現れであろうと思います。

 第2に、一般モニターの活動を項目別でみた場合、電気の使用量が目立って減少していることです。ガス、水道がほぼ似たような量だったのに比べ、電気の使用量は確実に減少していました。 おそらく長年続けた省エネ生活のキャリアと、同時に省エネ機器への買い替えなども寄与しているのではないかと思います。

 第3に、気づくことは、ガソリンの減少傾向です。モニターの高齢化で車の所有者が減っていることと、ガソリンの高騰で車の使用が控えられているのではないか、という二つの要因が考えられます。 以前のモニター集計を参考にみると、2009年を100としてその後の増減では、車ありモニターは2012年から著しく減少。ガソリン使用量は価格変動の影響もあり2011年が最低で、 その後は不規則な増減でした。

 第4に、太陽光発電モニターでも総合計では2013年は排出量削減の努力の跡がみられました。特に今回の集計では、電気とガソリンの使用が少なかったのが目を惹きます。  最後に、残念ながらモニター数は減少していましたが、長年エコライフカレンダー活動の中心になって協力下さっている、言わば皆勤賞のモニターの皆さんの支えが強く感じられる集計結果でした。


 

生活部会(奥野 享)