───第5回とよなか環境フオーラム:「生活部会は環境家計簿で討議」 ───


2003年11月1日(土)13:00〜15:00
ところ :とよなか男女共同参画推進センター 

「環境家計簿を通して暮らしと省エネを考える」
ワークショツプでは、まず市民が取り組んでいる環境家計簿の活動から2件の事例が報告されました。

★ 箕面市からはアジェンダ21の会の今枝幸平さん、
● 豊中市からはアジェンダ21生活部会の今井文子さん、

★ 事例報告ー今枝さん(箕面市)

● 事例報告ー今井さん(豊中市)

そして企業で取り組んでいる1事例として、◆ 松下電器環境本部の金城佐和子さんから報告がありました。
報告はいずれも 「車が大量の二酸化炭素を排出している。この二酸化炭素排出を減らすため、各世帯に環境家計簿の取り組みを推奨している」という内容でした。

 

◆ 事例報告ー金城さん(松下)

ワークシヨップに出席した市民

その中での課題は‘車あり世帯’の二酸化炭素排出量を抑えるにあたり、できるだけ多くの世帯に”環境に対する関心と協力”を持ってもらうことです。
そこで市民@.A.およびB.企業では独自で多数の世帯に「環境家計簿」を配布し、 「わが家の二酸化炭素排出量」のデータ提供をお願いしているのですが、結果は思うようにいかない。
この現実を前にして省エネ情報をモニターに提供する一方、省エネのメリットを説き、モニターの広がりを求めるなど、いろいろな工夫についても報告がありました。

助言者 弘本由香里さん〈大阪ガスエネルギー・文化研究所〉は、環境家計簿をつける目的をしつかりと把握すること、その上で手ごたえや達成感を得ることがポイントになる。
それがやる気を起こさせ、継続性につなかる動機づけにもなる、とコメント。

そのあと、日本総合研究所の村上芽さんがワークショツプの進め方を説明、参加者は8〜9人ずつ3グルーフに分かれ ‘環境家計簿や省工ネ’について約40分間の討論。
各グループとも多くの提案が出され、全体でクループ討論の結果発表を聞きました。

 

クループ討論

クループ討論の結果発表

助言者からは、 @.モニターの数を増やすことは環境家計簿の重要性を訴えるのに必要。
A.モニターをいかに満足させ得るかが継続性につながる。
その結果としてエコライフの活動が広がる。この2点を大事にしてこ活躍を、と総括コメントがありました。

(猪尾 英雄)