■このホームページでよく見かけるワニはなんですか?

□マチカネワニといいます。


 1964年5月、高等学校を卒業したばかりの2人の青年が待兼山の阪大理学部の校舎建築現場付近で数個の骨片化石を発見し、大阪市立自然科学博物館へ連絡しました。これがきっかけとなって行われた研究者たちによる共同発掘調査により、誰も予想しなかったワニの化石が出てきたのです。
 詳しく調査した結果、
日本ではワニの化石の最初の発見であり、しかもこれまでには知られていなかった新種のワニで、今から50万年前のもので、その時代の地層から見つかったワニの化石としては世界最初のことである
ということがわかったのです。そこで、発掘された地名から名前を「マチカネワニ」(Tomistoma machikanense)と命名されました。
 したがって、豊中にとっては宝物なのです。
 全身を復元したレプリカは、豊中市服部西町の青年の家いぶき、大阪大学豊中待兼山学舎、大阪市立自然史博物館で見ることができます。