第17回 環境びっくり箱 親子で楽しくエコツアー2016

「プラスチック製容器包装の収集体験とクリーンランドの新設備見学」

2016年8月4日(木) 9:00〜16:00


(夏休みの自由見学にぴったり)






猛暑が続く8月4日、参加者19人とともに、今だに分別がむつかしいプラスチック製容器包装の収集体験とクリーンランドの見学を行いました。
収集体験の場は安全面等から、中部事業所(走井)の駐車場に、ごみ置き場 を数か所設営し、実際の収集車に乗り下りして、親子で作業を行います。
収集プラスチックには、間違った物(歯ブラシ・コップ等)が入っているごみ袋もあり、一袋ずつ確認しながら収集車に入れていきます。
「どこか 、間違っているの?」とお母さんの質問に環境部の職員が答えています。
「今まで、疑問に思ったことが理解できました」と言う言葉に、経験が理解の近道と感じました。







収集車に入れたプラスチックは、機械を回して奥に詰め込み、最後は子供たちが、車を誘導しておろします。
「バック、オーライ」大きな声が響きます。
中部事業所では、環境クイズ、「マチカネ君」との記念撮影、特にダンプ車の荷台へリフトを使っての乗車体験では「エレベータに乗ってるみたい」と子どもたちの笑顔が絶えません。
楽しい時間は、短いもの、クリーンランドへの出発時刻。中部の職員とマチカネ君が見送ってくれます。












さて、クリーンランドに下されたプラスチックは、選別ラインに流れて行きます。
選別の作業には、豊中市・伊丹市に在住する知的障がい者の皆さんが働いています。
ラインのある部屋は、通常の見学では入れないのですが、今日は特別に入室させてもらい、選別ラインの横に立ちました。
まず、流れてくるプラスチックのスピードにびっくり、次に 人の手でリサイクルできない物が取り除かれますが、その中に生ごみ、包丁、フライパン、注射針があるのにみんなビックリポン














しかし一番びっくりしたのは、この部屋の臭気です。嫌な臭いが漂いますが、これは汚れたプラスチックと生ごみが原因なのです。
わたくしたちが出した物で、作業する人の作業環境を悪化させていたのです。
出し方を少し変えるだけで、働きやすくなるのです。
本当に心が痛みました。














昼食後は、新施設を含む見学、特に展望フロアからの景色は最高にきれいでした。


準備に5ヵ月、市役所関係の3部局を、調整のため走り回ってきましたが、その疲れが癒されたのは、当日の子どもに笑顔でした。


「夏休みの自由研究、上手に書けるかな・・・・


参加者のアンケートから

(問 今日、一番楽しかったことは?(複数回答可)

(答) 収収集車に乗れたこと    6票

    選別作業を横で見たこと   8票

    弁当の時間           3票

            

2016・8・4(木)池田 一夫 記