環境びっくり箱 親子で楽しくエコツアー

親子で野外体験!豊中市立青少年自然の家「わっぱる」

2013年8月28日(水)9:00〜16:00


 心配した天気も晴れ!
今日は森を歩きながらのクイズラリー、工作、川あそび、と盛りだくさんな企画だ。

 親子9組が参加。
9時少し遅れて出発。豊中からバスで約1時間。大阪府能勢町宿野の自然の中にある「わっぱる」をめざす。自然観察、アウトドアクッキング、キャンプファイヤー、 星空観察など、メニュー豊富だ。宿泊もOK。
車窓から見える田んぼや林の緑が目に心地よい。
到着後、「入所式」。「わっぱる」のスタッフから、野外での注意、サワガニの子育て、スズメバチなどの避け方などおそわる。「ムカデは靴の中が好きなので、脱いだ靴をはくときは よーく中を確かめてください」などオリエンテーションを受ける。
そのあと、三班に分かれて、地図を見ながら森歩き。「○○にある石の形は?」「トーテムポールの数は?」など、 クイズに挑戦しつつ山道を行く。少しアップダウンや凹凸はあるが、整備されている。
リピーターらしく、小さな木を「前に植樹した木かな」と見ている父子もあった。
池でカエルをみつけたり、工作材料のまつぼっくりや小枝を拾ったり、忙しい。どんぐりは見当たらないなー。
どんどん先に行く子、じっくりいい材料を探す子など、班はすぐごちゃまぜに。
森の中の探検をおえた人から順次「わっぱる」の建物に入って、クイズの答えあわせ。全問正解者には「わっぱる」スタッフ手作りの品がプレゼントされる。 (筆者以外全員全問正解でした。トホホ・・)

 次は、自然工作教室。木の実や枝を使った写真立てづくりだ。
木の枝やまつぼっくり、ドングリ、クリなど、拾ってきたもの以外に沢山材料が用意されている。ドングリに付ける目玉もある。あまり拾えなかった子も安心だ。
作り出すと集中!
熱い接着剤で指をやけどしかけても、片手は冷やしつつ、めげずにもう一方の手で(スタッフも手伝いながら)作り続ける女の子。どんどん飾りつけをして、 写真のスペースがなくなりかける子など、楽しそうだ。
ユニークな作品がいっぱいできる。

 最後はおまちかねの川遊び!
「わっぱる」のすぐ前を流れる川は、浅いが、砂地や岩場があり、いろいろ楽しめそう。
少し水は冷たいが、子どもたちは思い思いに楽しむ。
水のかけあい、泥投げ、網をもって石をひっくりかえす。深みへジャンプ!
カエルがはねる。
川の岩の上にヘビが!
しっぽまで120センチくらいか?無害なシマヘビだが、泳ぐので、どちらへいくか見守る。泳ぐのはやめて、岩伝いに岸へ。
「ヘビいるよ!」というと、「どれ?見たい〜」と女の子たちもやってくる。
岸に上がると、するする木に登り、ちょろりと尻尾が垂れている。
勇敢な男の子が棒でつっつこうとする。
ほほえましいが、パニクったヘビが川の中の子どもたちの方へジャンプしたり、岸で見ているお母さんたちに突進したら、事故の元だ。
ヘビも怖かろう。対決は遠慮してもらう。

 岩場の方では、サワガニで盛り上がっている。
大人のサワガニから、子どもの指のつめほどの仔ガニまでいる。
赤ちゃんをお腹にだいた「サワガニの母」も。(昔、赤ちゃんを抱いたカニが「私、サワガニの母でございます」と言うCMがあった)
お父さんの容器にカニがいっぱい!男の子がドンコというチビ魚もつかまえた。

1時間ほど遊んだら、心残りだが帰る時間だ。
お父さんは捕ったカニや魚を全部逃がしてあげる。
シャワーを浴びたら、おやつタイム。スタッフが子ども用・大人用に分けたおやつとお茶を配る。
そのあと、全員で掃除。小さくても上手に掃く子、えらい!

 終業式のあと、自分の作った写真立てを持って集合写真。
カメラ「1たす1は?はい!」 全員「にぃ〜!」 笑顔がいっぱいの、夏の一日でした。(自由研究の助けにもなったかな〜?)

 


2013・8・28(木) 井下祥子 記