企画屋本舗プロジェクト

◇環境塾エコツアー◇

◇【パンとマーガリンの一生&手のひら温度計】◇


2005年7月31日(土) 参加者:32名(スタッフ含む)

長がーい梅雨があけた7月末、環境エコツアーを開催しました。
朝から曇り空、環境塾後半の手のひら温度計が成功するか心配しながら、最初に見学する敷島製パン豊中工場へ出発します。
到達すると食品会社ならではの仕組みが、扉が二重で交互に開閉します。
これは蝿等が工場内に入らない仕組み。トイレに入ると自動扉が閉まりますが、手を自動殺菌器に入れないと扉が開きません。
衛生的ですが、子どもが一人でトイレに行き、帰れなかったこともあるそうです。
さて見学は、クロワッサンができるまでの仕込み・ねかし・発酵・焼成・冷却・包装・金属チェック、と全工程は15時間かかりますが、 会議室でビデオを見て、それから30分程度で見学します。
コースは人が来ると、センサーが働き照明が点き、人が去ると消える省エネの工夫がされてました。
見学が終わると、できたてパンの試食。時間が無いため口に頬張りつつ次のマリンフードへ。(もう少し食べたかった!)

マリンフードでは、マーガリン・ホットケーキを作っているラインを、手に届く距離から見学できました。
もちろん、こちらも食品工場のため、見学者は白衣・マスク・帽子の着用が必要です。
帽子から髪の毛が出ていると見学できません。入り口ではコロコロ(粘着性ローラー)を使い白衣のほこりを取る念の入れよう。
(さすが、食品会社) 説明中にホットケーキをラインから取り上げ、「さあ、出来立てですよ」と渡されたアツアツのホットケーキの美味しいこと。
見学者の質問では「企業として環境に配慮いる具体例は?」が光っていました。


できたてパンの試食、美味しそう(敷島製パン)      白衣・マスク・帽子を着せてもらう子ども達
(マリンフード)       




いろいろな物を触って、熱さを体験する子どもたち
さて、ツアーも最終段階。天気も曇り空から夏の青空に変わっており、手のひら温度計を体験するために、住吉神社に向かいます。
ここでスタッフから突然の報告「みなさん、うれしい報告をします。運転手さんが、みんなが見学をしている間、こんなに暑いなかバスのクーラー を止めて、外の日陰で待っていてくれたのです」(ありがとう、暑かったでしょう)

住吉神社ではいろいろな物を触って、熱さを体験します。
・「右の狛犬の方が熱いです」
・「鳥居の前と後では熱さがちがうよ」
・「マンホールが一番熱いよ」 温度計を使い、手のひらと比較。
アスファルト37.5℃、日なた35℃、木陰31℃、木の根っこ付近27℃、打ち水をするともっと涼しくなりました。

帰りのバス、疲れて寝てしまった子どもの顔。 「今日は楽しかった? 大人になっても覚えていてね。
豊中の青い空がずっと続くように」気持ちよい疲れが、体をつつみ始めました。

(池田 一夫)